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2008年8月24日 (日)

山の警告

8/20同角F1(10m)落ち口から滑落した。幸い花崗岩の70度程度の滝であったこと、狭いながらも釜が深かったことで大きな怪我は免れたが、3年前グランドしたときに負った左足かかと部裏に若干の内出血が認められた。ほかは左上腕裏側(脇側)の擦り傷20cm、左足下部外側の打身、左腰に痛み(腰につけていたカラビナが当たった)、なぜか右肩裏側がひどい寝違い状態と同じ痛み、といったところ。歩けることは歩けるが、またしばらくハードはことは厳しい状況だ。とても落ちるようなところではない。しかし現実落ちた。
同角F1は花崗岩滝で下からランニングは確認できず、直登もできそうであったが、過去この手の滝で痛い目を見ていることもあって、左壁のトラロープが垂れ下がったハングしている脆い壁を登った。登り切り、F1上の川床に向かい2mトラバースした所で立ち木にビレイし、フォローを確保した。ロープをまとめ、一見容易に沢床に降りられる踏み跡をクライムダウン。「落ち口がすぐだから注意しよう」と思いながら、20cmほどの岩に左足を置いた瞬間、そいつが見事に崩れた(と思う)。手がかりは短い笹だけであったので、そのまま沢床に1mほど落ち、「やば!」と思い止める手がかりを探すがツルッとした岩質でスルスル滑り出し、滝の流芯へ。最後の3mは足から空中ダイブしドボーン。浮かび上がるまで自分としては時間が長く感じた。釜から上がり負傷部位を確認。左足に鈍痛があるが歩ける。以前骨折したときほどのダメージはないが、こういうときは後から徐々に出てくるので休憩。やはり左足か。遡行を中止し、少しびっこ気味に玄倉林道を下山した。同行者が探してくれた杖は助かった。
今回はまた色々と教訓だ。やはり容易と思われても、滝の落ち口に下降する場合は、スタンスや手がかりのチェックと、スリング等でワンポイントでも確保すること。最近は再び慣れをいいことにおろそかになっていた。それから、過去沢で怪我をしたときの共通項として「何か今日はバランスが悪いな」と感じたことだ。何か肉体面や精神面で変調を来たしているサインなのだ。そのようなときの対応をセルフコントロールすべきであろう。しかし逆にF1でよかった。山神様の警告であったと捉え、自然の領域に踏み込ませてもらっていることに対する感謝の気持ちをもっと持ちたいものだ。Sany0040

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