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2006年6月 4日 (日)

師匠、またね

6/3~4で3月に没した20年来の友人でありよき師匠であったN氏の追悼式へ没地となった足尾の備前楯山、そして我がパラグライダーチームのベースであった群馬県片品の武尊オリンピアへ行って来た。N氏とは僕が20年前JMB宝台樹パラグライダースクールへ通い出した時に同じ受講生として知り合い、彼はあっという間にパラのインストラクターになった。その後ICIのパラスクールへと移動したので、パイロット免許を取った僕が彼を追いかけてICIスクール卒業生で構成されたチームへ入れてもらったものだ。彼は学生時代から谷川の冬季登攀はもとより20代で8千mも登った猛者で、パラのイントラを経てから再びガイド協会の登攀ガイドとして活躍していた。一緒に登山をしたことは冬の赤岳と松木沢のアイスクライミングくらいしかなかったが、パラの時は白馬や新潟の尾神岳、筑波の高峯、会津磐梯山、伊豆などたくさんのエリアを寝食ともにして仲間と飛び回った。山道具も新し物好きで自作の工夫をよくしていた。追悼式の遺影は10代の一ノ倉で煙草をくゆらせながら粋なポーズを決めている。昭和40年頃にしては、その遺影に写し出された装備はたぶん先進的だそうだ。コーヒーとピースと麺類をこよなく愛し、風呂は烏の行水・・・。彫りの深い痩せた髭面のいかにも山男、いかにも山岳ガイドらしい風体。ありがとうございました師匠。またいつか一緒に飛びましょう。

01 備前楯山にて追悼式

11_2 チームのベースであった武尊では皆想い出にふけった

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